短期で家具付き新築アパートを借りた!不動産会社の不手際だらけ
体力のある不動産会社では、ウィークリーやマンスリーの賃貸需要に合わせて、家具レンタルサービスをラインナップしている会社もあります。不動産会社は、自社で家具や家電を所持しておき、必要に応じて部屋に設置します。
普段は、普通の賃貸物件として客付けしていますが、短期赴任サラリーマンなどの需要にも答える事で、空室率を下げようというビジネスプランです。
今回の体験談を語って頂いた女性も、1年後に出ていく事が分かっている中で部屋探しをして、家具付きで契約したそうですが、ちょっとしたトラブルがあったそうです。
では早速、どのようなトラブルだったのか見ていきましょう。
家具付きで新築木造アパートを短期で借りました
結婚してフリーライターをしている30歳主婦です。私がまだ独身だった25歳の頃の話です。
当時、賃貸アパートでひとり暮らしを始めたのですが、1年後に仕事の関係で引っ越す予定もあったので、家具付きの家を探しました。
「1年以上住むなら、家具を用意しますよ」と、不動産会社から提案していただき、大家さんからも了承いただいて、無事に安くて新築のアパートを家具付きで借りられることになりました。
私が住んだ愛知県の駅近くのエリアは、2階建てアパートが多く、家賃も比較的安いものが多かったです。
不動産に聞いたところ、「最近、木造建築で二階建て、全6部屋あるアパートが多く建ち始めている。」とのことでした。実際に私が借りたアパートの隣にも、その隣にも、同じような二階建て木造アパートが並んでいて、すべて新しいようでした。
入居当日に不動産会社から鍵をもらい、いざ、自分の部屋へ!
不動産屋の不手際で部屋に家具が無い!
するとびっくり、綺麗に何もありません。私は家具付きで契約したのに、部屋には何も無いのです。
おかしいと思って、不動産会社へ電話したところ、家具設置やトラブル対応を担当している子会社が、家具搬入を忘れていたとのこと。この時は別に怒るでもなく、「そういうこともあるよな~」と気楽に思っていました。
今振り返ると、これがこの子会社の不信感の始まりでした…
その日中に家具を搬入し設置していただきましたが、夜になって気づきました。
部屋のライトが無いのです。1DKの部屋でしたが、メインとなる唯一の部屋に、電球も何も無かったのです。再度電話して来てもらいましたが、謝る気配ゼロ。
さらに数日後に気づいたことは、洗濯機の排水パイプが排水溝とつながっておらず、ただ置いてあるだけだったのです。「ぜんぶ繋いだ」と聞いていたので、知らずに洗濯機をまわし、途中で気づいて慌てて繋ぎました。
知らずに使っていたら、排水がそのまま床に流れて、下の階の人に迷惑をかけるところでした。
そんな不動産会社に大家さんも呆れて管理会社変更
家具搬入日忘れ、ライト設置忘れ、排水パイプ繋ぎ忘れ。3回も重なるとさすがにイライラして、子会社ではなく、不動産会社に報告はしておきました。一応、申し訳程度に返信があって、私も少し落ち着きました。
愛知県ではそれなりに有名な会社だったので、初めから信頼していましたが、この凡ミス続きには驚きました。
契約書やその他設置の家具を全部確認して、写真をとっておきました。念のため、今後何もトラブルが起きないようにするためです。
「有名会社だから安心は違うんだ」と気づいた良い経験です。確認は自分の目でしっかり行うことが大切だと実感しました。
そして、後日、突然の手紙が送られてきてきました。
「このアパートを担当する不動産会社が変更になります」という、新しい不動産会社からの連絡でした。大家さんの判断で有名会社から少し小さい不動産会社に変えたのです。
「大家さんも、私と同じように不信感があったのだろうなぁ…」と思い、納得でした。
まとめ
売って終わりの業者と違い、大家にとっては、管理会社との信頼関係が一番大事です。自分の物件を、生かすも殺すも管理会社の仕事次第だからです。
手数料が安いに越したことは有りませんが、客付けの強さ、賃借人のケア、連絡報告の質、情報量、これらを総合して管理会社を決める必要があります。
そうは言っても、始めから正しい判断するのが難しいです。まず管理を任せたら任しっぱなしにせずに、その後の運営状況を大家として確認し、必要があれば管理会社のチェンジを検討する事も必要です。