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ペット不可の賃貸マンションで大家が親戚を特別扱いで大迷惑!


物件をペット不可に設定している大家も多いですが、それには理由があります。
退去時のクリーニング、リフォーム代が高い、匂いの問題、泣き声による住人同士のトラブル、これらを避けるためです。

逆に、ペット可物件とすることで、商機を見出している大家もいます。猫専用リフォームを施した物件で、家賃単価を上げたりする話は良く聞きます。

そもそもペット可物件は数が少ないため、一度入居すると退去が発生しづらく、空室率を下げる効果もあり、それは退去時のリフォーム代や入居者募集の広告費などの突発経費の発生が少ない状況を作り、結果的に経営を安定させます。

一番やってはいけないのが、ペット不可なのかペット可なのか良く分からない状態の物件です。それは、大家の身勝手な特別扱いなどで発生します。

今回体験談を話してくれた男性の方は、そのような賃貸マンションに入居されているとの事。
それが原因で、毎晩気を遣う日々を過ごしています。

では何が起きているのか、早速見ていきましょう。

賃貸マンションに住んでいるが夜の足音に気を付けている

製造業にたずさわっている35歳の独身男性です。
賃貸マンションに私一人で住んでいます。

この賃貸マンションは埼玉県にあり、築15年の5階建ての古いマンションです。住んでいる部屋は角部屋の5階部分です。最上階で角部屋なので他の部屋より広いスペースがあり、住み心地は最高です。

また、会社から近い場所にあり家賃も安いので助かっています。今はパートとして働いているので、この家賃の安いマンションは私にとって条件が良いです。

しかし、会社で働く勤務時間はバラバラです。夜中に出勤する事も月に半月ほどあり、周りの住人が寝ている時間帯なので、仕事に行く時には音には気を付けています。

そのため、引っ越してきたばかりの頃からこの賃貸マンションでは、夜中に出勤をする時に気を使いました。靴音をたてない様に、近所の皆さんに迷惑をかけず廊下を渡る日々です。靴音が出ないスニーカーも用意しました。

賃貸マンションで防音も木造アパートよりも高いのに、私がここまで夜中の足音に気を使うのには、ちょっとした理由がありました。

ペット不可の賃貸マンションで大家が親戚を特別扱い

それは、エレベーター脇のお部屋に住むお隣さんが、ワンちゃんを飼っているためです。私が夜中、そーっと足音を立てずに歩いているにもかかわらず、私に感づいてしまい吠えるのです。

このマンションはペット不可の賃貸マンションなのですが、どうしてもワンちゃんを飼いたいのでしょうか。私が住む前から、このお隣さんはワンちゃんを飼っています。私が引っ越した時は、吠える声が聞こえたので「ワンちゃんが飼えるマンションだ」と思っていましたが違いました。

仲介業者に、何故犬を飼えるのか聞いたところ、それはお隣さんが大家さんの親戚なので、特別に飼っているとのことです。身内の特別扱いです。

そのため、入居時は不満もありましたが、そのワンちゃんが私にも甘えるし、可愛いいのでもう慣れました。ですが、やはり夜の出勤時は勘が鋭くて気づかれてしまい、お隣さんの家の中から吠えられてしまうので、少しながら困ってしまうのです。

賃貸マンションで私が飼い主と間違われ大迷惑

このことで、この賃貸マンションの住人の間で問題が出ました。
ワンちゃんの鳴き声と共に出勤する私が、ワンちゃんを飼っているように周りからは思われてしまったのです。

しかも、マンション中がワンちゃんの吠える声が響いてしまっており、時には電気を付けるお家もあります。

大家に提案があるのですが、このような例外を作るぐらいなら、いっそのことペット可能な部屋として貸し出してほしいのです。そうすれば、ペットを飼っている事にも抵抗なく皆さんが住めると感じるからです。

また、このように隣で特別扱いをして犬を飼っている場合は、隣に入居予定の私に対して事前に大家さんからもしっかりと伝えて欲しかったです。

同じフロア―で住んでいるのに、ペット禁止なのに特別扱いでワンちゃんを飼っていることを黙っていたのでは信用できません。事前に説明してもらうか、いっそのことペット可の賃貸マンションにして頂いていれば、住んでいる方は納得して夜中に吠えてしまう事を許してくれると考えます。

そうは言っても何の変化も無いので、今では夜中に出勤する時に気配を消して歩くコツなど習得してしまいました。ワンちゃんも鳴かない場合が多くなったので、この調子で通勤するしかありません。

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まとめ

ペット不可のはずの賃貸マンションに、大家の特別扱いでペットが飼われている賃貸マンションに住んでいる住人の体験談でした。この体験談を聞いて「さすがにこの賃貸経営はありえ無い」と感じた方、その感性を持ち続けてください。

大家業は、お金が目的の不動産投資とは違います。ある意味、我が子のように愛を持って物件に接しなければ賃貸業はなりたちません。

この物件の大家の場合、視点が親戚への利益に向いています。それでも、物件に防音性能を持たせるなどの手を打っていれば良いのかもしれませんが、それも無いようです。大家がまず目を向けるべきは物件です。物件の価値をどのように高めるのか、よく考えるべきです。

ペット可にする場合は、それ相応の設備が必要になりますが、その投資が物件の価値を高めるのであれば検討すべきです。例えば不動産に対して、投資の目線から入ってしまうと、お金がもったいない、という意識が初めに強く働いてしまい、検討すら行わない状態になってしまいます。

まずは物件を所有するオーナーとして、物件の価値を高めるためのアイデアを出す、その次にその費用効果があるのかをチェックする。
この発想を行うためには、不動産投資家ではなく、賃貸事業主の視点が必要です。
この二つの立場は、大きく違う事を理解しましょう。