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転勤族が築古コンクリート賃貸マンションに安易に入居決定した結果…


仕事の都合で定期的に転勤を繰り返す、いわゆる「転勤族」と言われる方々がいます。何回も引っ越しを繰り返しているため、次の入居場所をあまりチェックせずに決めてしまう方も多いです。

今回、体験談を語ってくれた方も、転勤族をご主人に持つ方です。いつものように、物件のチェックもそこそこに入居を決めたのですが、管理会社の不手際と、築古コンクリート造ならではのトラブルに巻き込まれたとの事。

では早速、どのようなトラブルだったのか見ていきましょう。

転勤族が築古の賃貸マンションに安易に入居を決定

私は、30歳の女性で会社員です。私は、二人の子供と旦那さんと4人暮らしをしています。私の旦那さんは転勤族です。そのため、各地を転々としています。

ある年、長野に転勤になりました。転勤の辞令が下されるのはいつもギリギリなため、私達はいつもあまりきちんと見ずに決めているような状態でした。

今回のマンションも、立地と広さが気に入り、築年数は少し経っていましたが、そこまで気にならなかったので決めることにしました。しかし、そこで入って見てからいくつかのトラブルが起きてしまったのです。

見えない所に埃とカビが沢山こびり付いていた!

まず、換気扇をつけたのですが、音はするのですが、なかなか煙を吸っていないように感じました。そのため、旦那さんになんだか吸いが悪いから見てみてとお願いすると、外の換気扇の穴に埃などがびっしりでした。

掃除が全然行き届いてないのです。埃を取り除くと、たちまち吸うようになりました。

次に、洗面所を使おうと、シャワーヘッドをひっくり返すすと隙間にカビや汚れが。「ありえない」と思い、こちらの管理人さんに汚れていることを伝えて、取り替えてもらいました。

どうして専門の業者が入っているはずなのに、こんなに汚れているんだろうかと悩まされました。

コンクリート造の思わぬデメリットを知りました

このアパートの床の作りはコンクリートだったので、床に皿を落とすとすぐに割れてしまいます。

また、ヨチヨチ歩きの子供が歩き始めると、頭を打ってしまうので、全面にジョイントマットを敷き詰めなければいけません。そのため、ジョイントマットの上と下を掃除しなければ行けず、いつも倍近くの時間をかけて掃除しなければいけないと言う負担が出てきてしまいました。

また、コンクリート住宅は壁にカビが生えやすく、定期的に除湿機をかけなければいけません。それもとても大変で、苦痛を伴いました。

管理会社の従業員が自分たちで適当に掃除していた事が判明

後日、聞いたところそこは、ある管理会社のもち物件らしく、そこに働いている従業員に掃除をさせていると言うことでした。そのため、プロのダスキンなどに頼んでいないため、掃除が隅々まで行き届いていないかったのです。

しかし、もう入居してしまったし、すぐ引っ越すのももったいないので、不満がありますが、我慢して過ごしました。

私は、今回の引越しで、子供がいるうちは、コンクリート住宅は、絶対にやめた方がいいことと、大手のアパートは掃除などもプロの人をきちんと雇っているので、そういったきちんと人をやとって管理しているアパートを借りるのが一番かなと思いました。

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まとめ

場所と広さで選んでしまい、管理状態や設備の状態をしっかり確認していなかった、またコンクリートにカビが生えないようにする余計な手間が発生して大変だった、という賃借人の体験談です。

自分の所有物件がどんな欠点を持ってい居て、その欠点をどうやって補うか、しっかり把握しておくこともオーナーの仕事です。例えば今回の場合、借り受け人が不満を持ちながらも住み続けましたが、次の住人が不満を耐えて長く住んでくれるとは限りません。

快適な居住空間を提供するために、キチンとした掃除は当然の事、除湿機能の付いたエアコンを設置する、床には緩衝マットを貼る、などの対応で快適性を増すことが出来ると考えます。