築古オンボロ賃貸アパートでトラブル続き!隣人、駐車場、水漏れ
大家が所有している賃貸アパートも、年数が経てば補修費用が増えてきます。新築や築浅の時と同じ利回りを出すことは出来なくなるでしょう。
しかもランニングコストを惜しむと、住人にも愛想をつかされてしまいます。
今回、体験談を教えてくれた女性は、家賃も安く、年配の大家の印象も良かったことから入居を決めました。
しかし、年配の大家のうっかりミスや、築古による経年劣化のトラブル、はたまた苦手な隣人に悩まされたそうです。
では早速、そのトラブルを具体的に見ていきましょう。
築古オンボロ賃貸アパートの大家は年配だが親切
現在37歳の女性で、某印刷会社で社員をしていました。シングルマザーで実家で暮らしていましたが、再婚することになり、貯金を全てはたいて福岡県北九州市のおんぼろ賃貸アパートを借りました。
しかし、このアパートは本当にトラブルが多くて、2年で退去しました。
家族は、私は、新しい夫、長女、次女でした。家賃も格安でしたが、内装もそれなりで、さらにとても狭いアパートでした。
しかし入居の時、とても親切な大家のおじいさんが、「若い人が入るの、久しぶりだから、綺麗にリフォームしてあげるからね」と、言っていたので安心しました。
約束通りリフォームをしてもらい、外観からは想像できないくらい綺麗でした。
築古オンボロ賃貸アパートの隣人は苦手なお母さん
しかし、トラブルはここから始まりました。
私は、子供を保育園預けていましたが、車で40分はかかる遠くの場所でした。でも、次女の卒園までの何ヵ月か我慢しようということになり、車で朝早く出て通っていました。
引っ越し当日、私はせめて下の住人の方に挨拶をと思い、粗品を買い、ピンポンを押しました。あいにく不在だったみたいで、再度夜に伺うと、なんと同じ保育園に通うお母さんが出てきました。
しかし私は、年齢の近いこの方が少し苦手で、顔を合わせても知らん顔する程度の人でした。一瞬にして「しまったな」という思いが過りました。そして、子供同士も仲が悪く、初日から「どうしよう」と悩みました。
築古オンボロ賃貸アパートの駐車場で車がガムテープ巻き
そして、次なるトラブルがおきました。それは駐車場でした。
ある日車を停めていたら、車がガムテープでめちゃくちゃに貼られていました。「ちゃんと借りているのになぜ?」と思い、警察に連絡すると、下の住人の借りていた駐車場に私が停めていたのだそうです。
これは大家さんのミスで、その保育園が同じママさんと私の年齢が近く、間違えて二重になっていたそうです。
それにしても、ガムテープ事件が頭にきてしまい、引っ越して、数日で嫌気がさしてしまいました。
築古オンボロ賃貸アパートでトイレの水漏れ
それから暫くして、別のトラブルがおきました。
物件自体が古かったので、トイレから水が漏れて、階下の天井に雨漏りしていました。
ただでさえ険悪になっているのに、階下に謝りに行きました。水漏れなのでアパートの管理が悪いとはいえ、さすがに心が折れてしまって、ただひたすら退去費用を貯め、そして無事に退去できました。
今度引っ越しする時は、家賃だけでなく周辺の環境についても、何度か足を運んで観察しないといけないなと考えています。物件だけで決めると、こんな最悪な偶然が重なった事態になるのです。
大家さんも、高齢だとはいえ、もっとしっかり管理してもらいたいものです。
まとめ
木造アパートは新築時は大したことがなくても、築古になってくると修繕費が多くかかります。それも突然発生します。常に余裕資金を残しておき、突然のトラブルに対応できるようにする必要があります。
表面利回りだけを見ていると高い物件もありますが、利回りを計算するときには、修繕費用も計算に入れておく必要があります。
また、築古だと当然家賃も下がります。低い家賃で借りる住人は、それに見合った属性になることも考慮しておかなければなりません。
ただし築古アパートは管理が難しい反面、減価償却を計算すれば実質利回りは高くなる傾向が有りますので、物件価値を高めることを怠らず、良い管理業者を見つけて上手に運営しましょう。