賃貸マンション天井から水漏れ被害が2度も!管理会社の対応は?
もし、水道から水を出しっぱなしにして水をあふれさせたり、排水管の劣化で水が漏れたりしたら何が起きるのでしょうか?その部屋が水浸しになるのはもちろん、その水は床の隙間から侵入し天井を伝って、下の部屋まで影響を及ぼします。
今回の体験談を語ってくれた方は、住んでいた賃貸マンションの天井からの水漏れ被害に2度も遭遇してしまいました。
では、具体的にどのような水漏れ被害に合われたのか、見ていきましょう。
賃貸マンションの天井にシミ?まさか上階からの水漏れ?
57歳の専業主婦の女性です。会社員の夫、公務員の長女と一緒に暮らしています。今は分譲マンションに住んでいますが、その前の一時期、賃貸マンションに住んでいたことがあります。
どうやら、水とご縁があるようで、その賃貸マンションに住んでいたとき、水の被害に2度もあいました。2度被害にあいましたけど、同じ方ではなく、別の方で2度、ということです。
一度目は、天井からの水滴で水漏れに気づきました。当時共働きをしていましたので、日中我が家は留守でした。私が一番に帰宅してみると、なにやら天井にシミができ、天井から水がぽたぽたと落ちてきており、我が家の床も水で濡れていました。
すぐに水漏れ被害を管理会社に連絡したが…
そのため「水道管の破裂?」と思い、まずは管理会社に連絡をしました。
管理会社が業者に依頼し、一緒に現場確認をしてもらったところ、上の階の住人に確認することになったのですが、上の階の住人の方は、洗濯機の蛇口から大量の水をあふれさせていたことが分かりました。まさに家中が水浸しになって、後片付けをされている最中だったとか。
我が家にも被害が及んでいるとは思われず、管理会社さんと業者の訪問に驚かれていました。しかしながら、この上の階の住人は、悪びれもせず、自分には、うちの被害に関して責任はない、と主張され、お詫びにも来られることはありませんでした。
幸い、天井にシミができただけで、あとは大きな被害がなかったのでよかったですけど。ただ、管理会社ともめられたのか、本人も居辛くなられたのか、はたまた室内が汚染したのが嫌だったのか、その後早々に出ていかれました。
その方が出ていかれ、次に上の階に入られた方は、家族連れでした。我が家にも引越しのご挨拶にも来られ、感じの良い方でした。
同じ賃貸マンションでまた水漏れ被害!?
それからしばらくして、今度はクローゼットの中の、布団を入れている上のところから、水漏れがしていて、客用の布団がビチョビチョになってしまった、ということがありました。「今回も上の階の人が何かやらかした?」と思って、再び管理会社に連絡をしたところ、今回は排水管の劣化が問題だったようです。
上の階の方の過失ではなかったのですが、それでも上の階の人が謝罪に来られ、こちらは恐縮してしまいました。
このときは、結構建物の補修などで、時間を要することで、「その間は家に居てください」と言われるなどし、大変迷惑をこうむりました。汚染した布団は弁償してもらいましたけど「工事中は在宅しなければならない」ということに対しての保証はありません。なんだか不愉快な出来事でした。
1つの賃貸マンションで、短期間に2度も水の被害にあい、どうもこのマンションとは相性が悪かったようです。
まとめ
同じ賃貸マンションの部屋で、2度も天井からの水漏れ被害にあった方というのも珍しい、と思われるかもしれませんが、実は良くあることです。
今回の事例ではありませんが、給水管の繋ぎ目のパッキン材の劣化により、水圧で水が漏れだすトラブルは良く発生します。また、特に古い建物の場合、給水管に金属が使われている場合があります。この場合も錆などの劣化で腐食し、水漏れが起きやすいです。
事前に防ぐことは難しい案件なので、発生した後の住人への対応が重要になってきます。ここで役に立つのが「火災保険」です。
オーナーである貴方が加入している保険で、建物自体の「施設賠償責任」保証は可能になります。住人の家財については、特約で「個人賠償責任」が付随している保険に加入してもらっている事を確認し、損害を補償出来る旨を住人に伝えましょう。
また保証を受けるためには、状況証拠を揃えておくことを忘れないでください。濡れた家財をすぐに捨てずに、保険会社の指示に従う事が必要です。